1886 - 1922
蒔かれた種- 1886年、中国での医療伝道を終えた南メソジスト教会牧師J.W.ランバスは、息子のW.R.ランバス夫妻の働きを助けるために日本に派遣されました。J.W.ランバスは南美以美神戸教会(現在の神戸栄光教会)を創設し、神戸を拠点に宣教と牧会に力を注ぎました。そして自宅を開放した読書館は、キリスト教を学び、英語の習得を志す多くの若者が集まるようになり、パルモア学院として建学されました。(「パルモア」とはこの読書館へ、長年書物と100ドルを送りつづけたミズリー州スプリングフィールドのW.B.パルモアの名からつけられています。)その後J.W.ランバスは広島女学院の創設に大きく関わり、W.R.ランバスは男子の学校として関西学院を創設しました。またJ.W.ランバスの妻メアリーは2人の活躍を支えながら自らも聖和大学(現在は関西学院と合併)の前身となる神戸婦人伝道学校の創設に関わりました。