3学期始業式のメッセージ

新しい年を迎え、今日から3学期が始まります。
「一年の計は元旦にあり」と言いますが、学校では「3学期は次の年度の試金石」と言えます。それは、年度の集大成としてのこの学期をどう過ごすかが、次のスタートの鍵となるからです。短い学期ですが、皆さんの「これから」がぎゅっと詰まっていることを忘れず、一日一日を大切にし、納得できる学年の締め括りをしていきましょう。
皆さんの中には、新しい年を迎える、あるいは3学期を始めるに当たり、自分自身の成長を目指す思いを強くしている人もいると思います。その思いはしっかり持ち続け、頑張りましょう。ただ、一般的に「成長する」と聞くと、強くなること、できるようになること、立派になることを想像するかもしれません。それは確かに大切な成長の歩みです。しかし、成長というものには別の面もあると私は思っています。それは、弱さを自覚し、それでも前に進もうとすることです。

・失敗しても、投げ出さないこと。
・間違えても、人のせいにしないこと。
・分からないことを、分からないと言えること。

こういったことは、決して格好いい姿ではないかもしれません。しかし、それができるようになるというのも人間の成長の姿でもあるのです。聖書に「弱いときにこそ強い」と記されているのも、弱さへの自覚が人を強くすることを示しているのでしょう。それは、神様は自分の弱さを見つめることのできるところに人の誠実さをご覧になることなんだろうなと思っています。そして、そこに神様の恵みの力が働くのだ、ということを聖書が記していることを心に刻みましょう。
また部活動などで新しい体制を作っていく時期にあるところも多くあると思います。自分たちの欠けたところ、弱さへの自覚が成長の秘訣になるかもしれません。頑張ってくださいね。
卒業を迎える3年生の皆さんにとっては特に終わりを意識する時期となりました。胸を張って、次の一歩を踏み出せるよう、後輩へのバトンを渡す3学期としていきましょう。
1、2年生のみなさんにとっては、3年生の背中を見て学ぶ最後の時間です。一緒にいられる時間を大切にしながら、次の1年への力をしっかり蓄え、よりよい自分を作るためにも学びと研鑽を重ねていきましょう。そして、これまでの先輩たちが作り、君たちが守っている、この学校風土を共に大切にしていきましょう。

・挨拶を大切にすること。

・他の人の弱さや悩みに気づきの心を持つこと。

・自らチャレンジし、他人のチャレンジを応援すること。

この学校風土をつくることに、一人ひとりが責任を負っていることを忘れず、啓明学院の生徒であることに胸を張って歩んでいきましょう。

世界ではアメリカのベネズエラ攻撃など、新年早々、非常に気がかりな事態も起こっています。先日は島根県で大きな地震もありました。そうしたことにも目を向け、心に刻みましょう。そして困っている人や辛い思いをしている人に何ができるかを考え、行動する啓明生であってください。

2026年の皆さんの歩みの上に神様の祝福があるよう祈りつつ、これを始業式のメッセージといたします。

指宿 力

 

啓明学院中学校・高等学校
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