前島オリエンテーションキャンプ

中学1年生は、名物メチャビー（メチャクチャなラグビー）に挑みます。ルールは簡単。ボールを持ったら前へ進む。他のメンバーは持っている人をサポートする。顔や服が汚れるのは気にしない。これだけです。いつの間にか友のために必死になっている自分がいることに気がつくでしょう。
高校1年生は、世界の料理を作って楽しむプログラム「前島屋台村」や、チャレンジハイクを行います。どちらも班のチームワークが大切です。
中学・高校ともに、備前焼の陶芸を行い、自分と向き合います。陶芸作品は、キャンプ場内にある登り窯で焼きます。備前焼陶芸作家の大石橋宏樹先生の協力を得ています。

キャンプリーダー

あこがれのキャンプリーダー

中学、高校の最上級生になると、キャンプリーダーに志願する、または選ばれるチャンスがやってきます。上級生が後輩に背中を見せる、見えないところで支える、リーダーシップを磨く場になっているのです。
新入生のための前島オリエンテーションキャンプ、中学2年生必修の青島キャンプに、トレーニングを受けたキャンプリーダーたちは、班付きリーダーとして参加します。数年前までの自分のことを思い出しながら、後輩たちのために汗を流します。
この班付きリーダーたちをさらに陰で支えるのが、海洋冒険キャンプに参加する中学3年生から高校3年生までの有志の生徒と、学院を卒業した大学生リーダーたちです。
それぞれのキャンプの終盤になると、参加している班員たちから、「いつかリーダーになって、このキャンプ場に戻って来たい」という声が聞かれるようになります。
キャンプから帰って来ても、あこがれのリーダーと同じキャンパスで学べることが啓明学院の大きな魅力となっています。

青島キャンプ

テントを立てて、薪を拾い、焚き火で自炊する。朝日、夕陽、星空を眺める。魚を釣る。海で泳ぎ、船を漕ぐ。焚き火を囲んで語り合う。中学2年生が夏休みに挑む、無人島での原始的な自給自足の共同生活です。友の存在に気づき、自分の強さと弱さを発見するチャレンジの機会があります。大自然の力の前に、神の存在を身近に感じることもあるでしょう。
スマートフォン、パソコン、インターネット、デジタルな世界、仮想空間とは違う、本物の体験を通しての学びは一生ものです。