KEIMEI GAKUIN ALUMNI

卒業生の声

卒業生からのメッセージ

医師をめざす

チャンスはつかみに行く

私は多くの啓明生と同じように継続校推薦で理工学部生命医化学科に進学しました。 大学での勉強は魅力的なものでしたが、学べば学ぶほど「医者になりたい」という幼い頃からの思いが募っていきました。たくさんのご縁と両親の多大な協力もあって、1年間受験勉強をする機会をいただき、国立の医学部に合格することができました。 私が今回のチャンスをつかむことができたのは、何よりも「チャレンジ精神」を大切にしている啓明での生活があったからです。 何を始めるにも遅いということはありません。あなたの挑戦を支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず、多くのチャンスを見つけ、多くの後悔をし、また新たなチャンスをつかみに行ってください。

関西学院大学 理工学部 生命医化学科から
旭川医科大学へ進学岡 ひなた

卒業生012015年卒業

デザイナーとして

私は今でも啓明生です

私は現在、関西学院大学を卒業し起業という形で自分のファーストキャリアを進んでいます。学生時代にデザイナーとして、さまざまな企業のブランディングやデザイン面でのサポートで培った経験から、今では自分で会社を経営する運びとなりました。自分の強みである、ブランディングや事業開発の部分で仕事をしながら、社会貢献やSDGsの活動を学校や企業と一緒に行っていくSDGsの事業にも力を入れています。 私が自分で会社を立ち上げて食べていくという選択をしたすべてのきっかけは、啓明学院での経験や学びであるとつねづね感じています。啓明学院での日々は私の人格形成に大きく影響しています。一番影響を受けたと感じるのは、啓明にいる「人」です。啓明学院の一番の財産は「人」であると私は思っています。卒業しても、「人」がいる限りそこは啓明学院であり、その意味では私は今でも啓明生なのです。 今では、多くの仲間や尊敬できる先輩・後輩が周りにはいます。しかし社会に出ると、自分と同じ価値観、同じ考え方の人と会えることはほとんどありません。違う価値観や考え方の人と話すことが楽しいと感じるようになったのは、啓明学院での経験のおかげです。 啓明学院は同級生の横の繋がりだけではなく、先輩後輩の縦の繋がりも非常に持ちやすい。彼らから、視野の広さと多様性を受け入れる重要性を学びました。そして私にさまざまな経験と知見を与えてくれました。特に大学生の時には、沢山の場所に行き、さまざまな人に出会いました。その中でデザインと出会ってデザイナーとして働き、今は起業家としてキャリアを積んでいます。今に至る活動も啓明学院で学んだ多くの経験と価値観が深く関わっています。 啓明学院には、いろいろな「人」がいます。みんなが違う考え方を持ち、価値観も違います。ぜひ「人」に目を向けながら出会いを大切に、自分の信念を模索しながら生活してみてください。必ず自分の行くべき方向が見えてくるはずです。

関西学院大学 商学部船橋 諄

卒業生032017年卒業

スポーツアスリートとして

苦難は自分を鍛え、成長させてくれるチャンス

私は高校から啓明に入学しました。啓明学院に通いながら、ヴィッセル神戸U−18というサッカーチームに在籍していました。しかし私のヴィッセル神戸での3年間はうまくいかないことが多く、悩んだり落ち込んだりすることが何度もありました。学校に憂鬱な気持ちでいくこともよくありましたが、学校ではたくさんの仲間が声をかけてくれ励ましてくれました。 啓明学院の特色であるキリスト教も、苦しいときに助けてくれました。特に、ローマの信徒への手紙 5章3節〜4節「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。」という箇所は、悩みをネガティブなものととらえていた私の考えを一変させ、苦難とは自分を鍛え、成長させてくれるチャンスなのだととらえることができるようになりました。そして、私は高校3年生の夏ごろからチームの主力として試合に出場できるようになりました。

関西学院大学 商学部本山 遥

卒業生042018年卒業
高円宮杯U−18
サッカーリーグ2017
チャンピオンシップ準優勝
2021年度 関西学院大学サッカー部 主将

多様性・国際性を身につけて

机の上の勉強を超えた学び

私にとって、10代という人格や価値観が形成される時期を啓明学院で過ごせたことには大きな意義があります。例えば、国際社会で生きていくための感覚。啓明学院ではさまざまな海外プログラムやボランティア活動に参加できます。留学生や帰国生も多く、自分とは異なる文化的背景を持った人との交流が可能です。一日一日の生活を通じて、異文化を拒絶するのではなく、自文化とは異なるものとして受容する力が身につきます。毎日の礼拝や、建学の精神に基づいた学びに触れることで、他者に仕える人間になるために今勉強しているのだ、という自覚と責任感も生まれます。
啓明学院には机の上の勉強を超えた学びがあります。

国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科鎌野 慈人

卒業生012019年卒業

学んだことすべてを大学で活かす

チャレンジ次第で広がる世界

中学3年の春休みに、パース語学研修(オーストラリア)に参加し、2週間のホームステイを経験して、私の価値観と世界は大きく変わりました。この経験後、外とのつながりを持ちたいという情熱が強くなりました。そんな私に、啓明は様々な魅力あるプログラムを用意してくれました。しかし、先生がすべてお膳立てしてくれているわけではありません。つねにアンテナを立てて、自らが動いて掴み取りにいくイメージです。関学主催の国際交流キャンプ、YMCAボランティア、高大連携制度による大学での授業、ビジネスプランコンテスト、「学術研究」発表など様々な経験ができました。これらの経験からリーダーシップ、プレゼンテーション力、論理的な文章を書く力など、大学や今後の人生に必要な力をつけられたと同時に、一生の財産を手に入れることができました。

関西学院大学 商学部小宮谷 純怜

卒業生022020年卒業

帰国生として

“わたしの知らないわたし”を見つけた。

6年前の11月、私はシンガポール入試で合格が決まり、初めての日本での生活に胸を膨らませながら4月を待ち望んでいました。 啓明学院の良いところは帰国生も英語だけでなく、数学や歴史の授業を他の仲間と同じように受けられる所だと思います。お互いに刺激を与えながら、“わたしの知らないわたし”を見つけたのです。私は英語も好きだけど化学も学びたいと薬学部を受験することにしました。私にとって人生で一番の大きな決断であり、チャレンジでした。 啓明学院には、多くの選択をして選択肢を増やしていった先輩がいます。だから後輩のみんなにも夢を叶えていってほしいのです。

神戸薬科大学 薬学部井上 媛貴

卒業生032020年卒業

聖書の授業と論文作成と駆け足

帰国生として啓明学院中学校に入学した私は、中国生まれで日本語は一言も話せませんでした。入学後、先生たちと周りの同級生がみんな温かく接してくれて、私は新しいこの国で新たな生活を送る勇気をもらいました。私は啓明学院のスクールモットーのうちの一つ、“Chance, Change & Challenge”をつねに心に留めて、積極的に知識を学び、友と交わり、沢山のことに挑戦しました。私は中学1年の終わりに、生徒会副会長に立候補しました。まったく自信がありませんでしたが、先生と同級生たちがみんなで力付けてくれて、私は全校生徒の前に立って、自分の抱負を述べました。翌日当選した時の感激の気持ちは今でも忘れられません。 啓明学院で最も影響を受けたのは、聖書の授業と論文作成と駆け足です。毎日の奨励と毎週の聖書の授業を通して、私は聖書の教えを理解し、優しさを身に付けて、世間の様々な出来事についても考えるようになりました。その一方、中学3年と高校3年時では、私は論文作成するために、沢山の文献を読んで、データを整理して、自ら問いを見出して、答えを探り出しました。 この過程を通して、論理的かつ批判的思考が養われ、知識探究の楽しさも味わいました。 中学3年間の駆け足も私の宝物です。毎日6時間目の後に走るので、とても疲れていましたが、走り終わった後の達成感も忘れられません。駆け足は私にとって単なる身体鍛練ではなく、より強いメンタルとあきらめない精神も磨かれました。 啓明学院ではバックグラウンドの違う生徒が、それぞれの輝きを放って、綺麗なハーモニーを作り出します。啓明学院は大きなculture salad bowlです。私は自分になること、そして、自信を持って堂々と自分をアピールするよう励まされました。また、どんなに有り得なく聞こえる夢でも必ず応援してくれる先生たちや仲間たちがいます。高校進学後にアメリカの大学を受験することを先生に相談すると、先生たちも応援してくれました。そのおかげで、私はアメリカ、ボストンのブランダイス大学に受かりました。これからも啓明学院で学んだ貴重なことを心に掛けて、人生の新たな冒険を始めます。

Brandeis University(米国マサチューセッツ州ボストン)渡邉 真珠

卒業生042021年卒業

つねにチャレンジする人の味方

啓明学院は「チャレンジ精神」をとても大切にする学校です。僕自身も啓明学院で過ごした3年間でさまざまなチャレンジをしてきました。その中で最も自己の成長に繋がったのは、各種の委員会活動です。生徒会役員会や文化祭実行員会など複数の委員会に所属し、校則の変更や新たなイベントの立ち上げにチャレンジをしました。特に3年次は新型コロナウイルス感染症の影響により文化祭ができないのではないかとも思われましたが、僕ら実行委員がなんとか文化祭をやりたいという思いに先生方が親身に耳を傾け、協力していただき、例年とは異なった形ではあっても文化祭を行うことができました。 自分一人では決して文化祭を実現することはできなかったけれど、同じ目標を持って助け合う仲間たちや、生徒のチャレンジの後押ししてくれる先生方がいてくれたおかげで、コロナ禍でも文化祭を実現できました。これは啓明学院だからこそできたと思います。啓明学院ではチャレンジしようとする姿勢を笑われたり、否定されたりすることはありません。先生にしろ、生徒にしろ、つねにチャレンジする人の味方でいてくれます。 もちろん、学業でもさまざまなチャレンジができます。僕は1年生の頃から関西学院大学の経済学部を目指していました。経済学部は文系の学部なので、3年生で文理の選択の際に理系を選ぶ必要はありません。しかし、僕は数学Ⅲを学びたかったので理系を選択しました。正直言って理系科目にはとても苦労しました。文系を選んでいた方が成績は良かったかもしれません。それでも理系を選択したことに後悔はありません。自分が学びたいと思ったことを学べるのはとても楽しいです。たとえ結果が芳しくなかったとしても、自ら望んで挑んだことには価値があります。 多くの人が苦手意識のある科目があると思います。でも、苦手でも少しでも興味のある科目は進んで勉強してください。そして困ったときは、友達や先生を頼ってください。必ず助けてくれます。何度も言いますが、啓明学院は常にチャレンジする人の味方です。

関西学院大学 経済学部深川 颯斗

卒業生052021年卒業