中学教育

基礎力を鍛える3年間

義務教育である中学校では、必修プログラムでどんな分野に進んでも通用する基礎力を徹底的に鍛えます。
通常の授業科目はもちろんのこと、「読書」の授業や駆け足(週3回)、土曜講座の「情報基礎」や「数学チャレンジ」、「グローバルスタディ/ソーシャルスタディ」、前島・青島キャンプなど、啓明ならではの学びや体験によって基礎力が身についた生徒は、将来、より自由な、より深い学び手へと成長します。

啓明の学び7つの柱 キリスト教教育 英語教育 読書教育 学術研究 理数教育 ICT 教育 芸術教育 保健体育教育

キリスト教教育

礼拝が学校生活の土台

キリスト教教育の柱となるのが礼拝です。毎日、生徒も教師も神の前に立ち、人としての生き方を考え、自分を見つめ、振り返るひとときを持ちます。
心に種をまくのが聖書の授業です。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」聖書の言葉が、人としての豊かな成長を支えます。

英語教育

恵まれた英語環境

啓明学院は国際校を名乗っていませんが、国際校の実力を持っています。多くの帰国生や多数の留学生を受け入れており、毎年十数名の生徒が海外留学しています。ネイティブの英語教師も5名在籍し、英語を使う環境に恵まれています。英会話の授業では、積極的なコミュニケーションの機会を増やす工夫をしています。
また、中1の英語キャンプ「Youth English Adventure」には高校生や大学生がリーダーとして参加します。

読む・聞くはe-Bookの多読から

中学では、e-Bookによる学習を行います。学習レベルは10段階。文学、歴史、科学など豊富なジャンルから、1冊を選び、その本のキーとなる5単語の意味を学びます。
本文はネイティブの音声で、「聞く」も同時に学習します。読書が終わると理解度テストを実施。どのような本を何冊読んだのか、テスト結果も含めて教師のもとへデータが届きます。
中学では4技能の基礎を徹底的に学び、英検準2級の取得を目指します。

盛んな国際交流プログラム

夏休みには韓国のイザベル中学校を訪問します。11月には同校の生徒が来校します。相互交流は英語を共通語にして行われます。

読書教育

自学自習の方法と習慣を身につける

自分で課題を探し、自分で調べ、答えを見つけ、文章にまとめて発表し、人の評価を素直に聞く。これが学問の基本です。
啓明学院は、自ら学ぶ力を重視しているため、こうした「自学自習の習慣」を身につける練習を重ねます。自学自習の習慣のために、読書の授業では、「読む力」をつけながら「考える力」「書く力」「話す力」を育みます。そして、教科の枠を超えたスタディ・スキル(学問する技術)を身につけます。

自分の「著書」を仕上げる

中2になると、リサーチ・レポートの型を学び、奈良での校外学習レポートを作成します。
中3では、修学旅行をテーマに資料を読み込みカード化。現地で取材してリサーチ・レポートにまとめます。本文を書き上げるだけでなく、参考文献を明示し、表紙を描き、製本まで行い、1年かけて自分だけの「著書」に仕上げます。
著書は学内出版物として図書館に並び、優秀作品は蔵書として残されます。

理数教育

6年間一貫教育を生かした学び

数学では中1で、まず「負の数」を理解し、文字を使って式を立て思考の道筋を示しながら問題を解き、「算数」から「数学」へと思考を進化させます。
理科は、中1で実験・観察などを中心に小学校の基礎知識や技術を発展させます。中2・中3では、各分野に分かれて系統的に学びます。高校に進むと、文系理系にかかわらず専門的な学びにも挑戦します。6年一貫の環境を最大限に生かし、豊富な実験の機会を通して、科学の不思議に触れます。

ICT 教育

中学でICTの基礎を学ぶ

中1では全員がコンピュータやインターネットの基礎知識や操作方法を身につけます。また、iPadを授業や家庭での学習にも積極的に活用することで、情報モラルやリテラシーを身につけていきます。
WiFiとプロジェクター・スクリーンを全教室に設置し、授業に積極的に活用することで、ICTを駆使した学びの環境を整えています。このような環境の中で、生徒たちはデジタルスキルを日常的に磨き、次世代の技術を使いこなせる力を養っています。

芸術教育

質と量の豊かさ

音楽や演劇、美術や陶芸を通して、自分を表現する力を養い、インスピレーションや創造力を磨き、感性と表現力を育てます。
中学から高校まで、すべての学年で、芸術科目を学べることが特徴です。そして専門性の高い授業を展開しています。
たとえば、中学の音楽では、声楽・器楽が独立して週1時間ずつ行います。
また、土曜講座やサマープロジェクトでも、芸術プログラムが用意されています。

人生を豊かに彩る芸術を身近に

芸術鑑賞会では、日本の伝統芸能、ミュージカル、西洋音楽(クラシック、ジャズなど)など、一流の芸術家による本物の舞台を鑑賞します。
三つの分野を、毎年ローテーションで鑑賞して、古今東西の芸術を広く理解できるようになることを目指しています。

保健体育教育

健康な心と体で、やり抜く力を育む

どんな状況であっても、自分の能力を最大限に発揮するためには、健康と体力が欠かせません。本校では、週に3日間、6時間目の授業後に「駆け足」をします。生徒たちは仲間や先生たちと一緒に汗を流す中で、自分自身と向き合い、互いに励まし合いながら心身ともに成長していきます。
中学校での3年間、様々なスポーツや身体活動への取り組みを通して、精神的な強さや忍耐力、困難な状況でやり抜く力を育みます。

生涯にわたる健康とスポーツの楽しみを育む

中学校では、基礎体力と基礎技術の習得に重点を置いています。中学2年次には青島キャンプの遠泳に向けて、水泳の授業に取り組みます。生涯にわたって健康を維持し、身体活動やスポーツを楽しめることを目指しています。

カリキュラム

月曜日から金曜日まで、週 5日・32 時間の必修授業を行います。
土曜日は、講座制の授業に取り組みます。

1年生 2年生 3年生
1 国語 国語 国語
2
3
4
5 社会 社会 社会
6
7
8 数学
9 数学 数学
10
11
12 理科
13
14 理科 理科
15
16 音楽
17
18 美術 音楽 音楽
19 保健体育 美術 美術
20 保健体育 保健体育
21
22 生活研究
23 英語 生活研究 生活研究
24 英語 英語
25
26
27
28
29
30 聖書 聖書 聖書
31 読書 読書 読書
32 LHR LHR LHR
チャペルアワー
土曜講座

サマープロジェクト

「サマープロジェクト」は夏休みに行う体験学習です。毎年10~20講座を企画し、日帰りもしくは宿泊にて300~400人が参加しています。
過去には次のような取り組みを実施しています。

  • 淡路島を巡るスケッチ旅行
  • リーガルマインドを学ぼう弁護士事務所・検察庁・裁判所を訪問
  • テーブルマナーを身につけるホテルでフレンチを
  • 生物の観察(シロアリの生態、プランクトン)

制服

  • 冬服
  • 夏服
  • 夏服・カーディガン着用

年間行事ピックアップ

4
入学式

入学式

5
体育祭

体育祭

6
前島キャンプ(中1)

前島キャンプ(中1)

関西学院大学図書館見学(中1)

関西学院大学図書館見学(中1)

8
青島キャンプ(中2)

青島キャンプ(中2)

Summer Project

Summer Project

9
英語キャンプ(中1)

英語キャンプ(中1)

修学旅行(中3)

修学旅行(中3)

10
校外学習(中1・中2)

校外学習(中1・中2)

11
明星祭

明星祭

韓国イザベル中学校来校

韓国イザベル中学校来校

12
クリスマス礼拝

クリスマス礼拝

2
英語スピーチコンテスト

英語スピーチコンテスト

啓明マラソン

啓明マラソン

よくある質問

教育方針・学習について

キリスト教主義学校とはどのような学校ですか。キリスト教主義学校とはどのような学校ですか。
キリスト教主義学校とは、キリスト教の教えを教育理念に掲げ、『聖書』の教えに基づいた愛と奉仕の精神を身につける私立学校のことです。クリスチャンの生徒もいますが、多くはそうではありません。毎日、全校生徒がチャペルに集い礼拝を守っています。
土曜日は通常授業ですか。
土曜日は『土曜講座』を実施しています。教科の枠にとらわれない学びができます。中学生は、「情報」や「数学」関連の指定講座があります。生涯学習の扉を開き、生徒の興味や関心を高めることを目的としています。

土曜講座

成績不振者へのサポートはありますか。
本校では定期考査とは別に、小テストを積極的に行っています。学校の授業のスピードに合わせたテストを実施し、合格ラインに達しなかった生徒には学年毎に補講を行う等のサポートをしています。また英検に特化した補講も行っています。
中学入学時点で、英語を習得している生徒は多いですか。
海外生活体験があり、英語の堪能な生徒もおりますが、ほとんどの生徒はスタートラインが同じです。したがって、英語を初めて学習する場合も安心して学習を始められます。また、ネイティブの英語科教員も多数在籍し、「英会話」の授業はとても充実しています。
塾に通っている生徒はいますか。
塾に通っている生徒は多くありません。「一つ一つの授業を大切にすること」を前提に、大学継続校の特色を活かしながら、学校行事やクラブ活動、ボランティア活動等様々なことにチャレンジしている生徒がたくさんいます。

学校生活全般について

学費、制定品(制服・体操服等)にかかる費用はいくらですか。
学費は「入試ポータル」、制定品に係る費用は「在校生・保護者・卒業生の方へ」に掲載しております。こちらからご確認ください。

入試ポータル

在校生・保護者・卒業生の方へ

食堂はありますか。
中高生共に利用できる食堂があります。ただ、座席にも限りがありますので、多くの生徒はお弁当を持参しています。食育の観点からも弁当持参を推奨しています。食堂では、日替わり定食や人気の定番メニュー、パンやデザートなども販売しています。
クラブ加入率はどれくらいですか。
本校には運動部・文化部ともに数多くのクラブがあります。9割を超える生徒がクラブに参加しています。大学継続校の特徴を生かし、クラブ活動に強い関心を持っている生徒が沢山います。クラブ体験なども行っておりますので、ぜひ自分にあったクラブを見つけてください。

クラブ活動・生徒会

携帯電話、スマートフォンは持参しても良いですか。
緊急時の連絡など、必要な場合を想定し、持ち込みを許可しています。担任が朝礼の時に預かり、終礼時に返却します。
自転車通学は可能ですか。
自転車通学は禁止しています。徒歩もしくは公共交通機関での登下校を行ってください。
始業時間、最終下校時間は何時ですか。昼休みの時間帯を教えてください。
午前8時30分に朝のHRが始まります。
最終下校時刻は、平日:午後6時30分(ただし、11月~2月は午後6時)、土曜日:午後5時です。
昼休みは午前11時45分〜午後0時25分です。
高校生は午後0時40分〜午後1時20分です。

啓明学院の一日

通学鞄や部活動の荷物は、どこに置けばいいですか。
生徒一人ひとりに個人ロッカーが設けられていますが、通学鞄の入る大きさではありません。鞄は机横のフックに掛けることができます。

進路について

関西学院大学への進学率はどのくらいですか。また、学部はどのように決定されますか。
本校入学と同時に全員が関西学院大学に推薦される権利を持っています。推薦条件は、啓明学院生として建学の精神に基づき、自覚と品格のある学校生活を体現していること、学業成績が一定の基準に達していること、さらにCEFR-BIレベル(英検2級)以上の英語能力を有することなどを総合的に判断し、推薦されます。また、学部の決定に関しては、本人の学力や適性を考慮し、担任との面談を重ねて最終決定します。
関西学院大学以外の進路を選択する生徒もいますので、卒業生の約90%あまりが関西学院大学へ継続校推薦で進学しています。

教育の特色

入試について

A方式とB方式は何が違うのですか。
A方式は、国語・算数・理科の3科目、B方式は国語・算数の2科目です。日程の違いに加えて、国語・算数は出題形式が異なります。A方式は啓明独自の個性にあふれた問題ですが、B方式は幾分一般的な模擬試験などに似た問題です。いずれにしても本校の過去問にしっかりと取り組んでください。

その他

学校説明会にどうしても伺えないのですが、個別に学校見学は可能でしょうか。
本校は「毎日がオープンスクール」です。事前にご連絡をいただければ、個別にご案内させていただきます。
啓明学院中学校・高等学校
〒654-0131 兵庫県神戸市須磨区横尾9丁目5番1 
TEL 078-741-1501