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今日の学校

「学術研究」の授業 弘前事件の鑑定結果に異議提出 (高2)

2025年2月13日

2月12日(水) 高校2年生 「学術研究」の授業の様子です。

この授業は21講座に分かれ、16人以下のグループで学んでいます。

1年間かけて、それぞれの講座でテキスト(文献)を読み、著者の主張、論拠などについて議論していきます。

 

『生と死を分ける数学』(K.イエーツ、草想社文庫、2024)をテキストにしているグループでは、生徒が冤罪事件の確率について学びました。

冤罪事件として有名な、弘前大学教授夫人殺人事件*の血液型鑑定の結果を、確率の式を使って検証して、従来の司法関係者が見逃がしていた事実を発見しました。

この研究成果はオーストラリアの数学雑誌Parabola**で掲載が決まっています。

 

*1949年に青森県弘前市で起きた事件。

**Parabolaは、ニューサウスウェールズ大学の数学・統計学部が1964年から発行している伝統ある研究誌です。