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今日の学校

関西学院大学 高大連携科目履修 修了 (高3)

2022年2月21日

2月19日(土) 高校3年生8名が、関西学院大学の高大連携科目履修を修了しました。

高大連携科目履修制度とは、関西学院大学の授業を履修し、2単位が大学の卒業単位として認定されるものです。早期単位取得制度(Advanced Placement, AP)とも呼ばれています。

今年度、秋学期に履修したのは、校内で推薦されたメンバー8名です。

高校の授業と並行して、9月から1月まで、毎週1回100分、合計14回の授業を受講してきました。コロナ禍もあって、昨年に続いてオンライン授業でした。授業中に行われる小テストや、授業後に課題レポートにも取り組みました。

 

 

  

 

 

履修生の感想をご覧ください。

 

〇「国際社会と法」(法学部)

大学での学びは、私たちの日常生活に深く関わる問題も多く、より深く理解するためには、社会の動きを実際に自分で感じることが必要でした。そういった点は、高校での学びとの違いとして、はっきりしたと思います。

また、キャンパスで講義を受け、自ら学びに行く姿勢がいかに重要であるかを感じました。授業中に質問をして、積極的に授業に参加していたのは、決まって教室の前の方に座っている人たちでした。

私もその姿勢を真似して、勉学に励みたいと思います。今回の経験は、4月から始まる大学で、学びを充実させるための、よい予行演習となりました。

(R.U)

 

「国際社会と法」はオムニバス方式で、5人の教授の講義を受けました。それぞれの教授の観点から、国際社会の法律や政治について学ぶことができ、とても興味深い講義でした。

さらに、外務省の職員の方の外交講座も受けることができました。実際に働かれている方のお話を直接聞くことのできる、非常に貴重な機会でした。現地での生活などの経験や仕事内容も話していただいたので、仕事をより具体的に知ることができました。

また、質問する機会がたくさんありました。大学生が発していた質問の角度や鋭さに驚きました。

この授業を受けさせていただき、大学では高校とは違い、自分から学ぶ姿勢がより求められると実感しました。この経験を生かして、大学でも積極的に学んでいきたいと思います。

(Y.S)

 

コロナ禍の影響により、授業形態がオンデマンド形式で行われました。そのため、インターネットさえ繋がっていれば、どこにいても受講することができるというメリットがありました。

しかし、実際のキャンパスで講義を受けられたのは一度だけでした。たった一度の経験でしか語れませんが、大学生や教授とコミュニケーションをとる機会の確保が困難であると感じました。コミュニケーション媒体として、チャットやzoomを活用する必要がありました。

大学生になる自分への反省点として、コミュニケーションを積極的にとっていきたいと思います。

(Y.M)

 

この授業は、約2回ごとに教授が変わるオムニバス形式でしたので、国連、国際政治、国際協力、国際法などさまざまな分野を学べました。

その中でも日本法と英米法の比較が興味深かったです。たとえば、日本法での損害補償は、被害者の不利益を穴埋めする役割のみを持つ一方で、英米法では制裁や抑止の意味を持つことがあります。

このような、法律の比較によって、その核となる思想の違いを考えることができました。

(S.M)

 

初めは、法律は難しそうというイメージが強かったです。授業は、コロナ禍でのWHOと世界各国の動きなどの事柄を、5人の先生がそれぞれのテーマから交代しながら、深く掘り下げていきました。どのテーマも高校の社会の授業では、軽くしかふれられないので、特色があって面白かったです。

大学に進学する学部は法学部ではありません。しかし、この授業を通して、ニュースや新聞の解説、高校の授業の枠を超えて、自分の視野が広がりました。時事問題にさらに興味を持てるようになったので、非常によい経験をすることができました。

(U.Y)

 

〇「法のしくみと考え方」(法学部)

コロナ禍のため、講義はすべてオンラインで行われましたが、とても興味深い内容でした。憲法の意義や法体系から、実際の事件の裁判でなされた法解釈など、法そのものをどう動かすかというところまで学ぶことができました。

高校までの授業では、必要な知識を得るということが中心だったと思いますが、大学ではさらに専門的な知識を得るだけでなく、それを社会においてどう適用するか、という知識の実用化が重要になるのでないかと感じました。

自分の興味のある分野について、その分野の専門家から教わることができ、一つの講義1時間40分があっという間に終わってしまうと感じるほど、好奇心を掻き立てられるものでした。

(H.I)

 

〇「インターネットとヘイトスピーチ」(共通教育センター)

高校の授業とは違い、専門的な知識を体系的に学ぶことができました。コロナ禍により、対面での講義が叶わず、対面ならではの独特な緊張感を味わうことができませんでした。

しかし、毎回の講義で、大学生とディスカッションをしたことによって、講義の内容を深く理解することができました。同時に、ディスカッションの中で、大学生と自分の発言のレベルの差を大きく感じました。

一足先に、大学の講義の雰囲気を味わえる貴重な機会でした、この経験を活かして、大学での講義を深く学んでいきたいと思います。

(S.K)

 

大学の授業が秋学期ということで、正直に言うと受講するのをためらいました。高校3年の勉強や部活動を締めくくる大切な時期と重なるからです。しかし、授業形態がオンラインだったので、高校生活を普段通りのまま続けられる絶好の機会を無駄にはしたくないと思い、受講することにしました。

高校の授業との違いを感じたことは、大学生の学ぶ意欲が高いということです。高校では先生が教える内容を生徒が覚え、知識を蓄えるというのが、一般的なスタイルだと思います。しかし大学は、学んだことや体験したことから感じる疑問点を先生に質問する場になっていました。大学生が積極的に発言をしていて圧倒されたのを覚えています。

慣れない大学の授業ということで戸惑うことも多かったのですが、今回の経験を活かし、大学での学びを充実させたいと思います。

(I.M)