
2月17日(水) 高校2年生「学術研究」の授業の様子です。
この授業は16講座に分かれていて、2年生、3年生と2年間、同じグループで学びます。
2年生の段階では文献を読んで、学術的なテーマの基礎知識を学びます。
今日は理系の文献を読んできた2講座を訪問しました。
小林 亜津子著『はじめて学ぶ生命倫理』(ちくまプリマー新書、2011年)を読んできたグループ。
このグループでは、3年生で取り組む個人研究テーマの参考文献を探しているところです。その経過報告をしています。どんな文献があるのか、どんなことが議論されているのか、キーワードは何か。資料を読み進めていくうちに、初めに考えていた個人研究のテーマがどんどん変わっていきます。
経過報告を聴き、レジュメを読む生徒たち
桐光学園+ちくまプリマ―新書編集部 編『中学生からの大学講義3 科学は未来をひらく』(ちくまプリマー新書、2015年)を読んできたグループ。
本のタイトルは「中学生からの」とありますが、内容はなかなか現代的なテーマが満載です。科学と技術の関係、科学者の役割、本来の科学とは何かなど、奥深い内容で、大学生が読んでもおかしくないものです。
このグループでは、レポートの相互評価を行っていました。
レポートの内容は、この1年間学んだこと、高校3年生になって探究する個人研究テーマの2つです。
相互評価は、レポートの内容、文章表現、レポートの作法(引用カ所や参考文献の示し方)などです。
自分一人ではわからない、視点、議論のポイント、書き方、整理の仕方などを、お互いのレポートを読み合うことによって知ることができます。
先生は、相談役、審判、辞書代わりになって、多様な視点で刺激を与えています。