
2月19日(金) 中学1年生(女子) 体育の授業の様子です。
リレーです。21人で1チーム。
トラック1周250mを4人で走ってリレーします。
位置について。 よーい、ドン!
オープンコースなので、最初のコーナーへの入り方が大事です。
第1走者から第2走者へのバトンパス。 お見事、成功!
バトンパスは、リードするタイミングが難しいんです。
前に走っている人のスピードを落とさないように。
バトンの間隔が、ちょっとつまったかな?
頼むね! 任せといて!
つなぎます。
アンカー勝負です。
どうでしたか。全力で2本走ってみて。
どちらのチームも2本目の方が速かったです。1秒以上もタイムを縮めています。すばらしい。
息が上がります。心臓がドキドキと鳴ります。筋肉がプルプル震えます。うっすら汗が滲みます。忘れていた感覚を思い出しました。全力を尽くすって、本当に気持ちいいですね。今日のリレーは、無酸素運動と有酸素運動がミックスする、ギリギリの距離設定でした。
この1年間、感染症予防のため、身体を使った活動が制限されてきました。身体活動の代わりに、頭と目を使った勉強が多くなっています。タブレット、プロジェクターなどを使った学習の機会が増えればす増えるほど、生きていることを実感する身体活動の大切さを感じます。
古代ギリシャでは、知徳体のバランスのとれた人間が理想でした。身体の訓練を極めたアスリートが集う古代オリンピック(紀元前8世紀頃〜)は神に捧げられるスポーツの祭典でした。古代中国の上流階級の子弟は六芸(りくげい)を身につけました。六芸とは、礼(道徳教育)・楽(音楽)・射(弓術)・御(馬車を操る技術・書(文学)・数(算術)のことでした。
古今東西、人間らしい人間になるために、身体を鍛え、育てることの大切さは変わりません。