
2月25日(木)から、中学3年生は中学最後の授業を受けています。
学年末考査の答案を受取り、中学3年生の勉強のふりかえりをしました。そして高校でどのような勉強をしていくかのガイダンスを受けました。いくつかの教科の様子をご覧ください。
数学
中学3年生で学んだこと全てを問題集を使って復習しています。
「皆さん、忘却曲線(エビングハウス)を知っていますか。人間は物事を日々忘れていくものです。数学のストーリーを忘れないように、勉強したことをすぐに反復練習しましょう。」
机の上の問題集をのぞいてみると、30分ほどの間に問題集(12ページ)を半分終えている生徒も見られました。
理科
「高校生になると、理科は物理と化学に分かれます。化学は1年生で、物理は2年生で勉強します。」
「今日は科学実験の動画を見ましょう。ふだんできない実験ですよ。」(NHK for School 大科学実験を視聴)
「新型コロナウィルス感染症が落ち着いたら、実験ができるようになるでしょう。皆さん、実験を通して科学的思考を養っていきましょう。なぜ? と考え、仕組みを見つけます。目に見えないものを見ようとするのです。」
社会
「1年間、定期考査で論述問題にたくさん取り組んできましたね。なぜそのような学び方をしてきたのか、お話ししましょう。」
「人類の歴史では、狩猟の時代がSociety 1.0、農耕の時代がSociety 2.0、工業の時代がSociety 3.0、今は情報の社会Society 4.0といわれています。私たちは情報のネットワークの中で生きていますね。情報機器を使っていますよね。これから君たちが大人になる頃は、Society5.0 創造の時代になると予想されています。基礎知識はもちろん大事です。試験に備えて暗記すること、これも大事なのですが、蓄えた知識をどう使うかがもっと大事になってきます。ですから、情報を組み合わせて考えられるように、論述の訓練をしてきたのです。丸暗記するだけではなくて、いま世の中がどうなっているのか、これからどうしたらよい社会になるか、自分たちで考えられるようになってほしいと思います。これで最後の授業を終わります。」